卵巣腫瘍

卵巣腫瘍

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     卵巣腫瘍(らんそうしゅよう)



◆◆◆ 卵巣腫瘍とはこのような病気ですのよ! ◆◆◆

卵巣腫瘍とは、卵巣が大きく腫れてくる疾患ですが、腫れてくる腫瘍が良性のものであるか、悪性のものであるかは、腫瘍の内容物によって決まります。


良性である場合は、嚢胞性(のうほうせい)(液体状)で、悪性である場合には充実性((かたまり))がほとんどです。嚢胞性でも3種類ありますので、稀に悪性と診断されることもありますが、卵巣腫瘍で嚢胞性のほとんどは良性です。



卵巣腫瘍が現れる原因ははっきりとしておらず、かなり大きくなっても自覚症状があまり感じることが無いことから、たまたま受診した検査によって発見されることが多い疾患です。症状として現れる時には、下腹部の張りや下腹部痛、頻尿、便秘、腰痛などが挙げられますが、時に腫れた卵巣が何らかのキッカケで根本から捻れることがあります。この場合には激しい下腹部痛や嘔吐の症状が現れ、緊急手術による治療が必要です。



粘液性腫瘍

粘液性腫瘍の内容物は粘りのある液体で、多房性の場合が多く、大人の頭程の大きさに膨れあがることがありながらも、そのほとんどが良性の腫瘍です。

漿液性腫瘍

漿液性腫瘍(しょうえきせいしゅよう)の内容物は粘りのない液体であり、いちばん多く見られる腫瘍で、そのほとんどが良性です。

皮様嚢腫
皮様嚢腫の内容物は脂肪や歯、髪の毛、骨といったもので、卵子の元である胚細胞が変化したものとされ、ほとんどが良性の腫瘍です。



◆◆◆ ピロ美! 卵巣腫瘍の治療はこのようにするのよ! ◆◆◆

卵巣腫瘍のほとんどは良性のものですが、ごく稀に悪性であったり、悪性に変化する場合もありますので、超音波検査によって大きさや性状を確認されます。悪性の疑いが出れば、血液検査やMRI検査によって調べられます。



悪性であったり、悪性としての疑いがある場合、または6〜7cm以上の腫瘍は手術によって切除されるのが一般的で、良性と考えられる5cm以下の腫瘍は自然に無くなってしまうことも少なくありませんので、経過観察の判断が選択されるでしょう。



手術によって切除する場合には、身体への負担が軽い腹腔鏡下手術が主流になっており、良性の場合は卵巣を残すよう腫瘍範囲だけを取り除かれますが、万が一卵巣を切除しなければならない状況になり、ふたつある内のひとつを切除しても、妊娠や出産に影響はありません。

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