乳癌

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     乳癌(にゅうがん)



◆◆◆ 乳癌とはこのような病気ですのよ! ◆◆◆

乳癌とは乳管と乳腺小葉にできる悪性腫瘍(しこり)のことをいいます。乳癌の初期は、痛みが現れることがほとんどなく、、乳房に現れるしこりや、乳頭から血の混じった分泌物が出たり、乳房や乳首が凹んだり、変形したりする等の特徴があります。



乳癌は増加傾向をたどっている病気であり、ライフスタイルの変化や、卵胞ホルモンが大きく関係していると考えられています。乳癌は自分でも違和感によって気付きやすい病気ですので、異常に気付いたら放置せずに医師による検診を受けるようにしましょう。



乳癌は早期発見であれば治癒率が高い病気ですから定期的な検診を心がけることと、日頃から鏡で見たり、触ったりして自分でチェックしましょう。乳房の大きな人は寝転んでから触ると判りやすく、月経前は乳房が張っているので、月経が始まってから一週間から10日程後にチェックを行うようにするとよいでしょう。



まずは恐る恐る検査から・・・( ̄_ ̄|||)

乳癌の検査は問診から始まり、視診、触診の順で行われるのが一般的です。必要性があれば、超音波、マンモグラフィー、CT、MRIといった検査が提案されるでしょう。



現在ではマンモグラフィー検査が最も多く、マンモグラフィーは乳房専用のX線投影装置です。このマンモグラフィーは、非常に小さな病変まで発見できることから、乳癌の早期発見にはとても有効な検査方法です。とはいえ、なかには超音波検査のほうが向いている方もいらっしゃるのでマンモグラフィーとともに検査を勧められる場合があります。超音波検査は被曝しない安全な検査ですから、何度行っても安心できます。


一通りの検査を終えて、乳癌の疑いがあるしこりが発見されたら、注射針を使ってしこりから細胞を吸い取る細胞診や、太い針を使って組織を採取する針生検を行うのが一般的でしたが、現在ではマンモトーム生検という針生検が一般的になりつつあります。



このマンモトーム生検とは、マンモグラフィーや超音波装置を使って、乳房の病変部位を確認しながら針を刺し入れてゆき、組織を採取するという検査方法です。これにより、良性と悪性の判別が難しい非浸潤癌も、確実な診断が望めるだけでなく、外来診察のみで済ませられる嬉しい検査です。



◆◆◆ ピロ美! 乳癌の治療はこのようにするのよ! ◆◆◆

乳癌の治療方針として、現在では乳房を極力残そうとする温存手術が増えています。乳癌の治療には基本として3つあり、薬物療法、放射線療法、手術療法が挙げられますが、手術によって癌を取り除くのが基本として考えられるのが一般的です。



乳房のしこりが大きい場合には、ホルモン剤や抗ガン剤を用いて、しこりをできるだけ小さくしてから手術で取り除く方法が取られ、【乳房温存手術】【定型切除術】【非定型切除術】という手術方法の中で行われます。



【乳房温存手術】

乳房温存手術では、しこりの部分といった乳房の一部を取り除き、しこりの周りを円状に切除したり、扇状に切除されるのが一般的です。この手術方法では、乳房が残るというメリットと、治癒が早いというメリットがありますが、再発のリスクは残りますので、手術後も放射線治療や、ホルモン剤による治療が必要で、定期的な検診が必要です。

【定型切除術】

定型切除術は、以前に主流であった手術方法で、乳房全体だけでなく、胸の筋肉、腋の下のリンパ節、その周辺組織を含めて、すべて切除する方法です。この手術方法は、現在ではほとんど行われていない手術です。

【非定型切除術】

非定型切除術は、胸の筋肉を残して乳房と腋の下のリンパ節を切除する手術で、最も一般的であり、最も多く施されている手術方法です。定型切除術でも、非定型切除術でもリンパ節を切除するので、腕を動かしづらくなったり、痺れや浮腫みが出ることもあるでしょう。

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